トレーディングカードは人気を集めており、様々な高額取引が発生しています。
その一方で贋作なども多く出回るようになっており、信頼性の高い売買を行うことはますます難しくなってきているのが現状です。
そのため、
- 自分の持っているカードが本物かどうかわからない、、
- 自分が購入しようと考えているカードが本物かどうか確証が持てない、、
- 高額カードを購入する際は本物だと証明されたカードを購入したい
と考えている方も多いです。
そこで本記事では、
- カードの鑑定をすることのメリット
- カードを鑑定する際の方法
- トレカの鑑定会社の紹介
などを徹底解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
トレカを鑑定することの重要性とは
引用：https://images.app.goo.gl/tfcCDPrda3jvzFtA8
PSAやBGSといった鑑定会社によるグレーディングは、カードの価値を高め、保護するために重要です。
鑑定済みのカードは市場価値が高くなります。客観的な評価を受けることで、購入者に信頼性を提供し、高値で取引される傾向があります。また、鑑定によってカードは特殊な保護ホルダーに収められ、湿気や物理的なダメージから守られます。
また、PSAやBGSの鑑定過程では、カードの真贋が徹底的に査定され、不正なカードの流通を防ぎます。さらに、特殊ホルダーは不正開封防止機能を持ち、カードの状態を保証します。
ディスプレイの観点でも、鑑定済みカードは美しく、丈夫なホルダーに収められているためコレクションとしての魅力が増します。
また、PSAやBGSのブランドは信頼性が高く、鑑定済みカードの取引がスムーズに行われるため、安心して売買したい方にとって非常に便利な制度となっています。
トレカの鑑定を行っている企業
以下では、トレカの鑑定を行っている企業について紹介します。
PSA
PSA（Professional Sports Authenticator）は1991年に設立され、トレーディングカードの真贋鑑定とグレーディングを米国の収集品市場に初めて導入しました。これまでに4,000万アイテム以上の収集品を鑑定し、世界最大かつ最も利用されているグレーディングサービスとして知られています。
PSAはCollectors Universeの一部門であり、米国の主要オークション企業との提携があります。PSAのブランドはコレクター市場から高い信頼を得ており、トレーディングカードの販売価格にも影響を与えています。
PSA鑑定のメリットは、トレーディングカードの重要な情報を即座に確認できることです。また、PSA公式特殊ホルダーは超音波で密封されており、トレーディングカードのコンディションを維持し、保護することができます。
ARS
ARS（アルス）は、2020年に日本初のグレーティングサービスとして創業しました。その名前はラテン語で「芸術」を意味し、技術やテクニックを表すギリシア語とも関連しています。
ARSは現在は遊戯王OCG デュエルモンスターズのトレーディングカードを対象としていますが、将来的には他のジャンルもサービスを提供する予定です。
この鑑定サービスのメリットは、カードの詳細情報が記載されたステンレス製のキャプションです。カード名や発売年、収録弾、レアリティなどが明記され、カードの魅力を際立たせます。さらに、裏面にはPSAと同様にQRコードが付いており、鑑定情報を確認することができます。
BGS
BGS（Beckett Grading Service）は、スポーツカードの月刊誌「Beckett」を発行している企業が運営するグレーディングサービスです。1999年から始まり、アメリカのトレーディングカード鑑定機関として信頼されています。
主にスポーツカードのグレーディングが行われていますが、最近ではMTGや遊戯王などのゲームカードのコレクターからも依頼が増えています。また、ポケモンカードなどさまざまなカードも鑑定対象です。
BGS鑑定のメリットは、PSAと同様にトレーディングカードの重要な情報を即座に確認できることです。さらに、オリジナルの完全密閉ケースに入れて保管されるため、湿気や反りからカードを保護し、安心して保存できます。
CSG
CSG（Certified Sports Guaranty）は1998年に設立されたカード鑑定会社です。PSAやBGSと同様にトレーディングカードの真贋鑑定とグレーディングを行っています。
CSGは、100ポイント制から10ポイント表記に変更し、コレクターにとってわかりやすい評価方法を採用しました。また、直筆サイン入りトレーディングカードの鑑定力を強化するなど、サービスの拡充を図っています。
さらに、CSGは独自のサービスとして、鑑定済みカードの高解像度画像を提供しています。これにより、依頼人は鑑定完了後にすぐにオークションなどを開始でき、入札者も綺麗な画像でアイテムを確認できるようになりました。
PSA鑑定のやり方
以下では、様々なトレカの鑑定サービスの中でも特に人気の高いPSA鑑定のやり方について紹介します。
出すカードを選ぶ
引用：https://images.app.goo.gl/boYrFivvSE9dTTEcA
PSA鑑定に出すカードを選びます。センタリングや傷の状態を確認し、高ランクを狙えるカードを選びましょう。センタリングチェックには専用のツールがありますので、利用することをおすすめします。
申込書をダウンロードする
PSAのホームページから申込書をダウンロードします。必要事項を記入し、鑑定を希望するカードの申告価格も記入します。正確な情報を記入しましょう。
カードを梱包する
引用：https://images.app.goo.gl/N2FVakfFHHWy6aA38
カードをスリーブに入れて保護し、PSAに送る際には細かなレギュレーションに従って梱包します。発送に関する情報もダウンロードし、注意して梱包しましょう。
以下の記事にて詳しいカードの梱包について紹介していますので、ぜひご確認ください。
トレカの梱包方法について徹底解説！梱包時の注意点やおすすめの梱包資材についても紹介
鑑定にかかる料金を確認する
引用：https://images.app.goo.gl/81ijY6ARgExYyM7N7
申告価格に応じて鑑定料金が異なりますので、注意して料金を確認しましょう。料金は申告価格によって変動しますので、正確な情報を把握しておきましょう。
カードの鑑定が終わるのを待つ
PSA鑑定までには平均して2～3ヶ月かかります。鑑定が完了するまでかなりの時間がかかるので、売却などを検討している場合には余裕を持って申請しましょう。
トレカの鑑定に必要な料金とは
トレカの鑑定に必要な料金について説明いたします。PSA鑑定を利用する際の料金は、主に以下の3つの要素で構成されます。
1つ目は、カードの鑑定料金です。鑑定料金はカード1枚ごとの料金で、バリュー鑑定の場合は1枚3,300円かかります。例えば、申告価格5,000円のカードを10枚鑑定に出す場合、鑑定料金は3,300円×10枚で33,000円になります。
2つ目は、保険と送料です。これはカードの枚数と申告価格の合計に基づいて決まります。例として、9～25枚のカードを申告価格10万円以内で送る場合、保険と送料は2,500円となります。
3つ目は、事務手数料です。これはどの申込でも必ず発生する手数料で、550円です。
したがって、10枚のカードを鑑定に出す場合の総費用は、鑑定料金33,000円、保険と送料2,500円、事務手数料550円の合計で36,050円となります。
また、鑑定には納期も重要です。バリュー鑑定は約45日、レギュラー鑑定以上は約10日で完了します。支払いは鑑定完了後に請求され、支払いが済むと鑑定されたカードが返却されます。
まとめ
この記事では、トレカの鑑定に興味のある方に向けて
- トレカを鑑定することの重要性
- 様々なトレカ鑑定企業の紹介
- PSA鑑定のやり方
- 鑑定にかかる料金
上記を参考に、トレカの鑑定を正しい知識をもとに安全なトレカのコレクションや売買を行いましょう。