「大事にしていたトレカに傷がついてしまった！」という経験をしたことのある方は多いのではないでしょうか？
本記事では、トレカに傷がついてしまった方に向けて
- トレカの様々な傷を修復する方法
- トレカを傷まないように保管する方法
などについて紹介します。読んだうえで、状態の良いトレカをコレクションできるようにしましょう！
（TOP画像引用：https://shiraishi-co.info/column/pokeka-scratch/）
目次
トレカの傷は直せるのか？
遊戯王やポケモンなどのトレーディングカードは、経年劣化や取り扱いの際に様々な傷が付きやすい紙製品です。これらの傷には修復可能なものと不可能なものがあります。
まず、日焼けによる変色や色あせは、カードが長期的に日光に当たることで起こります。この種の傷は修復が困難です。日光に当たらないよう、適切な保管が重要となります。カードを直射日光から遮断し、湿度や温度の変化も最小限に抑えることで、日焼けによる劣化を防ぐことができます。
次に、白欠けは何かに引っかかって表面が剥がれ、白い部分ができる状態です。浅い白欠けであれば、水を染み込ませて改善できる可能性がありますが、完全な修復は難しいでしょう。白欠けが深刻な場合、カードの価値が大幅に下がる可能性があるため、注意が必要です。
一方、指紋や皮脂汚れ、インク汚れなどの汚れは、比較的簡単に取り除くことができます。柔らかい布で優しく拭くことで、多くの汚れは取り除けるでしょう。また、無水エタノールを使うと効果的ですが、使い過ぎるとカードを傷める可能性があるため、慎重に行う必要があります。
最後に、折れや反りは、一度カードが折れたり反ってしまうと修復が困難です。力が加わったり湿気によってカードが変形してしまうと、完全に元の状態に戻すのは難しいでしょう。
全体的に、トレカの傷の多くは完全な修復が難しい状態です。浅い凹みや汚れなら改善の余地がありますが、深刻な傷や折れ、反りは修復が不可能に近いと言えます。適切な保管と丁寧な取り扱いが何より重要です。
トレカの傷はどのようなパターンがある？
トレカの傷といっても様々なタイプがあります。
以下では、代表的なトレカの傷について紹介します。
日焼け
（引用：https://images.app.goo.gl/XCs1o8Ga1xCvynKZA）
カードが長期的に日光に当たることで起こる変色や色あせです。日光に当たると、カードの表面が徐々に変色し、色合いが薄れていきます。この種の傷は修復が非常に困難です。日焼けによる劣化を防ぐには、カードを直射日光から遮断し、湿度や温度の変化も最小限に抑えることが重要です。適切な保管環境を整えることが、日焼けによる損傷を未然に防ぐ最善の方法といえるでしょう。
白欠け
（引用：https://images.app.goo.gl/MRHZRkCcsmYEdTPX9）
何かに引っかかって、カードの表面が剥がれ、白い部分ができる状態です。浅い白欠けであれば、水を染み込ませて改善できる可能性がありますが、完全な修復は困難です。白欠けが深刻な場合、カードの価値が大幅に下がる可能性があるため、注意が必要です。白欠けを防ぐには、カードを丁寧に扱い、表面に力が加わらないよう気をつける必要があります。
汚れ
（引用：https://images.app.goo.gl/23Z8YRH7qBh2uWjC9）
指紋や皮脂汚れ、インク汚れなどが付着した状態です。この種の汚れは、比較的簡単に取り除くことができます。柔らかい布で優しく拭くことで、多くの汚れは取り除けるでしょう。また、無水エタノールを使うと効果的ですが、使い過ぎるとカードを傷める可能性があるため、慎重に行う必要があります。
折れ、反り
（引用：https://images.app.goo.gl/aMqoyPai24QtugLg8）
力が加わったり湿気によってカードが折れたり反ってしまう状態です。一度折れたり反ってしまったカードは、修復が非常に困難です。元の状態に戻すのは難しく、カードの価値も大きく下がる可能性があります。折れや反りを防ぐには、カードを丁寧に扱い、湿気の影響を受けないよう適切に保管することが重要です。
以上のように、トレカの傷には様々なパターンがあり、それぞれ修復の可能性や難易度が異なります。日焼けや折れ、反りなどの深刻な傷は修復が困難ですが、汚れなどの浅い傷は改善の余地があります。
以下で詳しく、修復方法について紹介します。
トレカの傷を直す方法
トレカの傷には様々なパターンがありますが、それぞれ修復の可能性や難易度が異なります。ここでは白欠け、汚れ、折れ・反りの3つの主な傷について、直す方法を詳しく見ていきましょう。
白欠け
白欠けは、カードの表面が何かに引っかかって剥がれ、白い部分ができる状態です。浅い白欠けであれば、水を染み込ませて改善できる可能性がありますが、完全な修復は困難です。
修復方法としては、濾過水を染み込ませた綿棒で側面からへこみ部分に僅かに給水させ、平滑な上質紙→ペーパータオル→マグホで両側サンド、厚手の本数冊を重しにして一晩放置する方法が報告されています。ただし、表面にクラックがなければ端の部分でしか試せず、深刻な白欠けには効果がないでしょう。
汚れ
指紋や皮脂汚れ、インク汚れなどの汚れは、比較的簡単に取り除くことができます。柔らかい布で優しく拭くことで、多くの汚れは取り除けるでしょう。
また、無水エタノールを使うと効果的ですが、使い過ぎるとカードを傷める可能性があるため、慎重に行う必要があります。汚れ取りには、ティッシュや綿棒などを使うのがおすすめです。
トレカに傷がつかないようにするには
トレカを長期的に良好な状態で保つには、適切な保管と丁寧な取り扱いが何より重要です。ここでは、トレカに傷がつかないようにするための対策をまとめました。
適切な保管環境を整える
トレカを保管する際は、直射日光の当たらない場所や温度変化の少ない場所、湿度が40〜60%に保てる場所に保管するようにしましょう。
温度や湿度の変化は、トレカを傷める大きな要因となります。一定の環境で保管することが大切です。
スリーブやケースを使用する
(引用：http://torekore.net/wp-content/uploads/2024/07/image-33.png)
トレカを購入したら、すぐにスリーブやケースに入れましょう。スリーブは、カード同士の擦れや爪などによる傷を防ぐことができます。
中には紫外線を防ぐコーティングが施されたものもあるため、光による劣化も抑えられます。
丁寧に取り扱う
トレカを取り扱う際は、表面に力が加わらないよう気をつけることが重要です。
例えば、コレクターの中には汚れがつかないようにカードを手袋越しで使用する方もいます。特に、カードを折ったり反らせたりすると修復が困難な状態になります。丁寧に扱うことが何より大切です。
傷が付いたら早めの対処を
万が一、傷が付いてしまった場合は早めの対処が重要です。
軽度の汚れであれば、柔らかい布で優しく拭くことで取り除けます。無水エタノールも効果的ですが、使い過ぎるとカードを傷める可能性があるため、慎重に行う必要があります。
白欠けや折れ、反りなどの深刻な傷は修復が困難ですが、早めに対策を講じることで、さらなる劣化を防ぐことができます。
以上のように、トレカに傷がつかないようにするには、適切な保管環境の整備、スリーブやケースの使用、丁寧な取り扱い、そして早めの対処が重要です。これらの対策を講じることで、トレカを長期的に良好な状態で保つことができるでしょう。
詳しいトレカの保管方法については「トレカの最適な保存方法とは？おすすめアイテムも紹介！」を参考にしてください。
状態の良いトレカの定義は
トレカの状態を評価する際は、傷の有無や程度によって判断が変わってきます。一般的には表面に目立った傷や汚れがない、折れや反りがない、色あせや変色が少ない、角の部分に擦り傷がないなどの基準で評価されることが多いでしょう。しかし、これらの基準は主観的なものが大きく、個人差があります。特に高額なカードを扱う際は、鑑定サービスの利用がおすすめです。
トレカの鑑定サービスでは、専門家が厳密に状態を評価し、ランク付けを行います。一般的には完璧な状態から、ほぼ完璧な状態、ほとんど傷がない状態、軽微な傷がある状態、傷や汚れがある状態、目立つ傷や汚れがある状態、かなり状態が悪い状態などのランクが用いられています。鑑定サービスを利用することで、自分の判断が正しいかどうかを客観的に確認できます。また、高額取引の際は鑑定書があると安心して取引できるでしょう。
トレカの価値は状態によって大きく変わるため、適切な方法で状態を確認することが重要です。
トレカの鑑定について詳しい情報が知りたい方は「トレカの鑑定で高額買取が実現？！鑑定の流れや鑑定会社について徹底解説！」を参考にしてください。
まとめ
上記では、トレカの傷を修復したい方に向けて
- トレカの傷の種類
- トレカの修復方法
- トレカに傷をつけないための管理方法
などについて紹介しました。
本記事を参考に、状態の良いトレカをコレクションできるようにしていきましょう。